インドアゴルフの業態の種類|無人型・有人型・ハイブリッド型の特徴と選び方

- スタッフの配置方法で分ける3つの運営形態
運営形態ごとの特徴と、差が出やすい費用項目がわかります。
- 提供サービスを掛け合わせた店舗の特色
セルフ利用・レッスン・飲食やエンタメを組み合わせる考え方がわかります。
- 自店に合う業態の決め方
ターゲット・立地・人員・収支をもとに業態を選ぶ手順がわかります。
インドアゴルフの業態を考えるときは、営業中のスタッフ配置と、利用者に提供するサービスを分けて考えることが大切です。スタッフの配置方法に着目すると、インドアゴルフの運営形態は大きく3つに整理できます。
この記事では、3つの運営形態の違い、セルフ利用・レッスン・飲食やエンタメとの組み合わせ方、ターゲット・立地・人員・収支をもとに業態を選ぶ手順を解説します。

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インドアゴルフの運営業態は大きく3つで整理できる

スタッフの配置方法を基準にすると、インドアゴルフの運営形態は、「営業中にスタッフを配置しない形態」「営業時間を通してスタッフを配置する形態」「曜日・時間帯・サービスに応じて配置を変える形態」の3つに整理できます。
本記事で用いる「無人型」「有人型」「ハイブリッド型」は、こうしたスタッフの配置方法を基準にした区分です。無人型は営業中にスタッフを常駐させない形態、有人型は営業時間を通してスタッフを配置する形態、ハイブリッド型は曜日・時間帯・サービスに応じて配置を変える形態を指します。まずは、各形態の違いを表で確認しましょう。
| 運営形態 | スタッフの配置 | 利用案内・問い合わせなどの対応方法 | 運営形態によって差が出やすい費用 |
|---|---|---|---|
| 無人型 | 営業中は原則として常駐させない | 問い合わせには遠隔で対応し、遠隔で復旧できない機器の不具合や緊急時は現地で対応する | 無人時間帯の予約・入退室管理、遠隔対応、必要時の現地対応にかかる費用 |
| 有人型 | 営業時間を通して配置する | スタッフが受付・案内・レッスン・接客を対面で行う | 営業時間中に配置するスタッフの採用・研修・人件費 |
| ハイブリッド型 | 曜日・時間帯・サービスに応じて配置する | 無人時間帯は遠隔で対応し、初回案内やレッスンの時間帯はスタッフが対面で対応する | 無人時間帯の予約・入退室管理や遠隔対応の費用と、有人時間帯の人件費 |
上表は、運営形態によって差が出やすい費用項目の例です。賃料、シミュレーター、内装、光熱費など、各形態に共通する費用は別に見積もりましょう。
無人型は営業中にスタッフを常駐させない
無人型は、営業中に原則としてスタッフを常駐させない運営形態です。予約・入退室の管理にはシステム、利用方法の案内にはマニュアルなどが必要です。
無人型でも、清掃や問い合わせ対応に加え、遠隔で復旧できない機器の不具合や安全上の問題が生じた際の現地対応は必要です。
有人型は営業時間を通してスタッフを配置する
有人型は、営業時間を通してスタッフを配置する運営形態です。受付、初回利用者への案内、レッスン、接客などを対面で行えます。
スタッフを配置する時間が長いほど延べ勤務時間も増えるため、担当業務に必要な人数と人件費を見積もりましょう。
ハイブリッド型は曜日や時間帯によって配置を変える

ハイブリッド型は、曜日・時間帯・サービスに応じてスタッフの配置を変える運営形態です。
たとえば、セルフ利用の時間帯は無人、レッスンや初回案内を行う時間帯は有人にします。
運営形態と提供サービスは分けて考える
無人型・有人型・ハイブリッド型は、営業中のスタッフ配置を比較するための区分です。同じ運営形態でも、店舗で提供するサービスによって、必要な人員・設備・売上項目が変わります。
OK ON GOLF導入支援チーム無人運営を検討している場合でも、開業当初からすべての時間帯を無人にする必要はありません。
特にオープン直後は、利用者がどこで操作に迷うのか、どのような問い合わせが多いのかなど、実際に運営してみて初めて分かることがあります。
開業当初はスタッフを配置し、利用状況や問い合わせ内容を確認しながら、問題なくセルフ利用できる時間帯から無人化していく方法もあります。


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提供サービスを掛け合わせることで具体的な特色を出す
セルフ利用・レッスン・飲食やエンタメのうち、何を提供するかによって、売上となる料金項目や必要な人員・設備が変わります。これらは単独でも組み合わせても提供でき、スタッフの配置方法とは別の選択軸です。
セルフ利用は料金と予約可能な枠数から売上を考える
セルフ利用は、利用者が予約した打席で自主練習を行うサービスです。売上は、月額制なら月額会費と会員数、都度利用なら1回の料金と利用回数をもとに見積もれます。
打席数・営業時間・1枠の長さから、1日に販売できる予約枠数も確認しましょう。
レッスンはコーチの配置時間と予約枠を決める
レッスンを提供する場合は、マンツーマン・グループのどちらにするか、月額制・回数券・都度利用のどの料金体系にするか、1日に何枠を設けるかを確認しましょう。
売上と費用を試算する際は、レッスン枠数・予約率・料金と、コーチの人件費・業務委託費を使います。
レッスンと運営形態の組み合わせ
・有人型:営業時間中に継続してレッスンや受付を行う
・ハイブリッド型:レッスン枠だけコーチを配置し、それ以外はセルフ利用とする
・判断基準:コーチを配置する曜日・時間帯から運営形態を選ぶ
飲食やエンタメは提供方法に合わせて組み合わせる
飲食やエンタメは、運営形態ではなく、あくまで掛け合わせる提供サービスの一つです。営業時間を通して接客する場合は有人型、提供時間だけスタッフを配置する場合はハイブリッド型が組み合わせやすい形態です。
無人型で採用する場合は、自動販売機やドリンクブースなど、固定の人手を必要としないサービスを検討してみましょう。
サービスごとの売上項目と必要な人員を比較する
提供サービスを組み合わせる場合は、売上の中心にする料金項目と、サービスに必要な人員・設備を確認しましょう。
| 提供サービス | 売上の主な項目 | 必要な人員・設備 | 運営形態との関係 |
|---|---|---|---|
| セルフ利用 | 月額会費、都度利用料、個室利用料 | 打席、予約・入退室システム、利用案内用のマニュアル | 対面案内を行う時間帯に応じて3つの運営形態から選ぶ |
| レッスン | 月額レッスン料、回数券、都度レッスン料 | コーチ、指導用の打席、レッスン予約枠 | コーチを配置する時間帯に応じて有人型・ハイブリッド型から選ぶ |
| 飲食・エンタメ | 施設利用料、飲食代、イベント利用料 | 提供内容に応じた設備。有人で提供する場合は接客スタッフ | 有人接客の時間帯に応じて有人型・ハイブリッド型を選ぶ。固定の人手を必要としない提供方法は無人型とも組み合わせられる |



提供するサービスによって、シミュレーターに求める機能も変わります。
例えばセルフ練習を中心にする店舗では、初めての方でも操作しやすく、一人でさまざまな練習ができることが重要です。
一方、レッスンを中心にする場合は、コーチがスイングや打球データを確認しやすく、指導に活用できる機能が求められます。
機器を選んでから業態を考えるのではなく、どのようなサービスを提供するかを決めたうえで、それに合った機器を選ぶことをおすすめします。
自店に合うインドアゴルフの業態を決める4つの手順


自店の業態は、主な利用者と提供サービスを確認したうえで、有人対応が必要な時間帯を確認し、候補ごとの収支を比べて決めましょう。
ターゲット・立地から運営形態まで4つの手順で決める
最初に確認するのは、店舗の立地と、その地域の主な利用者・利用目的・来店時間です。
店舗の立地を踏まえ、主な利用者、利用目的、来店しやすい曜日・時間帯を確認しましょう。
主な利用者が求めるサービスのうち、売上の中心にするものと料金体系を決めましょう。
受付・案内・レッスン・接客のうち、対面で行う業務と、その業務が発生する時間帯を確認しましょう。
必要な人員を配置できる運営形態を選び、サービスごとの売上と費用を試算しましょう。



開業時に決めた業態を、そのままずっと続けなければならないわけではありません。
実際の利用時間帯や会員からの要望を見ながら、有人時間を増減したり、セルフ利用中心の店舗にレッスン枠を追加したりすることもできます。
将来的に運営方法を変更する可能性も考えて、予約システムや機器、店舗レイアウトなどを選んでおくと、サービスを追加・変更しやすくなります。
共通条件と運営形態ごとの条件を分けて収支を試算する
同じ提供サービスで運営形態だけを比べる場合は、営業日数・営業時間・打席数・料金・想定利用数に同じ前提を使いましょう。一方、スタッフの人数と配置時間は運営形態ごとに変わるため、各候補に必要な人件費は個別に反映する必要があります。
業態によって必要になる費用には、シミュレーターや内装のほか、予約・入退室を管理する仕組みや、レッスン・飲食に必要な設備があります。導入時にかかる費用と、月額でかかる費用に分けて見積もりましょう。
FC加盟と独立開業は、運営形態とは別の選択肢です。FC本部が指定する設備・サービスが、予定する業態に合うかも確認しましょう。
収支を比べる際の条件
・そろえる条件:営業日数・営業時間・打席数・料金・想定利用数
・候補ごとに変える条件:スタッフの人数・配置時間・人件費・システム費
・確認する結果:サービスごとの売上、初期費用、月額費用、利益


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よくある質問
- 予約制レッスンを取り入れる場合、運営形態はどう考えますか?
レッスン枠だけコーチを配置する場合はハイブリッド型、営業時間中に継続してレッスンや受付を行う場合は有人型が候補です。コーチを配置する曜日・時間帯を基準に選びましょう。
- 飲食やエンタメを中心にする店舗は、どの運営形態になりますか?
営業時間を通して接客する場合は有人型、飲食やイベントの時間だけスタッフを配置する場合はハイブリッド型が候補です。自動販売機や無人のドリンクブースなど、固定の人手を必要としないサービスであれば、無人型とも組み合わせられます。提供方法と、接客が必要な曜日・時間帯を基準に運営形態を選びましょう。
- 無人型にすると人件費はかかりませんか?
無人型でも、清掃や問い合わせ対応に加え、遠隔で復旧できない機器の不具合や緊急時には現地対応が必要です。これらの業務にかかる人件費や委託費も見積もりましょう。
- 業態を決める際は、何から確認すればよいですか?
まず、主な利用者の目的と来店時間を確認し、売上の中心にするサービスを選びます。次に有人対応が必要な業務と時間帯を確認し、運営形態を選びましょう。
まとめ
インドアゴルフの業態を検討するときは、スタッフの配置方法と提供サービスを分けて考えることが大切です。本記事で用いた「無人型・有人型・ハイブリッド型」は、営業中のスタッフの配置方法を比較するための区分です。
主な利用者と来店時間を確認してから、売上の中心にするサービスと、有人対応が必要な時間帯を決めましょう。そのうえで、各候補の売上・人件費・システム費を比べ、継続して運営できる業態を選ぶことをおすすめします。


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