小スペースでも成立するインドアゴルフ施設の魅力

「インドアゴルフ施設を始めたいけれど、広い物件がなかなか見つからない」

開業を検討されている方から、よくいただくご相談の一つです。

ゴルフ施設というと、広い土地や大きな建物が必要なイメージがあるかもしれません。しかし、インドアゴルフの場合は少し考え方が変わります。

もちろん、安全にスイングできる打席幅や奥行、天井高などの条件は必要です。ただし、それらをクリアできれば、必ずしも大きな物件である必要はありません。

大切なのは、広さそのものよりも、限られたスペースをどう活かすかです。

1. 小スペースからでも施設づくりを検討できる

インドアゴルフ施設は、複数の打席を備えた大型店舗だけではありません。条件が合えば、1打席・2打席といった小規模な施設から検討することもできます。

小規模であれば必要な面積を抑えられるため、物件探しの選択肢も広がります。大型店舗には向かない空きテナントでも、打席の設置条件を満たしていれば活用できる可能性があります。

また、店舗の面積を抑えることで、家賃などの固定費を抑えやすくなることもメリットです。

もちろん、打席数が少なければ同時に利用できる人数も限られます。そのため、単純に「小さければ低コストで運営できる」と考えるのではなく、会員数や料金、営業時間、予約枠などを含めて収支を考えることが重要です。

いきなり大きな施設を構えるのではなく、自分の事業計画に合った規模からスタートする。その選択肢を持ちやすいことは、インドアゴルフの魅力の一つです。

2. 小さいからこそつくれる施設の魅力がある

「小スペースだと、施設として見劣りしないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。

たしかに、複数打席や広いラウンジを備えた大型施設とは、できることも見せ方も異なります。しかし、小さいからといって利用者にとっての価値が低くなるわけではありません。

打席の配置や予約方法を工夫すれば、人目を気にせず練習したい方や、落ち着いた環境で集中したい方に選ばれる施設をつくることもできます。

たとえば、1打席の予約制施設なら、周囲を気にせず自分のペースで練習できるプライベート感を打ち出せます。

広さで勝負するのではなく、「集中しやすさ」や「使いやすさ」で選ばれる施設にする。小スペースでは、こうした発想が大切です。

「狭い場所」ではなく「集中できる空間」にする

小スペースの施設ほど、空間の使い方が利用者の印象を左右します。

打席まわりに十分な動線があるか、荷物を無理なく置けるか、クラブを振るときに圧迫感がないか。こうした細かな設計によって、同じ広さでも使いやすさは大きく変わります。

特にスペースに余裕がない場合は、機器を置いてから残った場所を考えるのではなく、実際に利用する人の動きを想定したうえでレイアウトを決めることが重要です。

限られた面積を無理に広く見せる必要はありません。必要なスペースをきちんと確保し、「狭い施設」ではなく「コンパクトで使いやすい施設」と感じてもらえる空間を目指しましょう。

3. 既存施設の空きスペースも活用できる

小スペースで導入しやすいインドアゴルフは、新しく店舗を開業する場合だけでなく、既存施設への追加導入とも相性があります。

たとえば、ホテルの空きスペースに設置して宿泊者向けのサービスにしたり、フィットネスジムに併設して既存会員への付加価値にしたりする方法があります。企業のオフィスや福利厚生施設に導入し、社員が利用できる環境をつくることも可能です。

こうしたケースでは、インドアゴルフ専用の大きな施設を新たにつくるのではなく、これまで十分に活用できていなかったスペースに新しい役割を持たせられることがメリットです。

施設の目的によっては、本格的な練習だけでなく、複数人でのラウンドやミニゲームなどを取り入れることで、初心者や同伴者も楽しみやすい空間にできます。

「空いているスペースをどう使うか」という視点からインドアゴルフを検討できるのも、小スペース導入ならではの魅力です。

4. 小スペースで失敗しないための注意点

小スペースを活用できるといっても、どんな場所にもシミュレーターを設置できるわけではありません。

まず確認したいのは、安全にスイングできるスペースが確保できるかどうかです。打席幅や奥行、天井高が不足していると、利用者が安心してクラブを振ることができません。

OK ON GOLFの設置目安は約5坪から

OK ON GOLFのゴルフシミュレーターは、1打席なら約5坪から導入を検討できます。ただし、面積はあくまで目安です。物件選びでは、次の打席寸法と天井高を確認してください。

天井高2.9m以上
(オートティーアップ機またはスイングプレートを設置する場合は、打席部分をさらに0.20m床上げ)
打席幅(スクリーン幅)3.2m~5.0m
打席の奥行5.5m以上
ティー位置からスクリーンまで2.5m~3.5m

最小の幅3.2m×奥行5.5mで計算すると約17.6㎡(約5.3坪)です。柱や梁、出入口、機器の位置などによって必要な広さは変わるため、契約前に現地寸法をもとにレイアウトを確認しましょう。

▼コンパクトな1打席の設置例

コンパクトな1打席の設置例

▼図面例:幅3.2m×奥行5.5mの平面図・断面図

図面例:幅3.2m×奥行5.5mの平面図・断面図

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また、面積だけではなく、柱や梁の位置、設備条件などによってレイアウトが制限される場合もあります。

特に小規模な物件では、わずかな柱の出っ張りや天井の梁が打席設計に影響することがあります。「面積としては足りているから大丈夫」と判断せず、実際にシミュレーターを設置した状態を想定して確認することが大切です。

物件を決める前に設置条件を確認する

物件探しでは、家賃や立地に目が行きがちです。しかし、インドアゴルフ施設の場合は、その場所で安全にゴルフができることが大前提です。

物件を契約してから「天井高が足りない」「柱の位置が邪魔になる」「必要な奥行が確保できない」と分かれば、レイアウト変更や追加工事が必要になる可能性があります。

小スペースで施設を成立させるには、ただ小さい物件を探すのではなく、インドアゴルフに適した小さな物件を選ぶことが重要です。

そのため、物件契約の前に、シミュレーターの設置条件や必要な工事範囲を確認しておくことをおすすめします。

広さよりも「どう使うか」が大切

インドアゴルフ施設は、大きければ成功するというものではありません。

複数打席を備えた大型施設には、多くの利用者を受け入れられるメリットがあります。一方、小スペースの施設には、固定費を抑えやすく、プライベート感や集中しやすさを打ち出しやすいという魅力があります。

大切なのは、施設の広さだけで判断するのではなく、そのスペースでどのような利用体験をつくれるかを考えることです。

安全にスイングできる環境を確保し、練習に集中できる使いやすい空間が整っていれば、小スペースでも十分に魅力のあるインドアゴルフ施設をつくることができます。

「広い物件が見つからないから難しい」と諦める前に、まずは今あるスペースや候補物件で、どのような施設づくりができるのかを検討してみましょう。

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